好感触つかんだ復帰戦=ロッテの佐々木、160キロマーク―プロ野球
右上肢の状態不良で戦列を離れていたロッテの佐々木が、約2カ月ぶりに戻ってきた。5回を3安打1失点。奪三振が三つにとどまるなど本領発揮とはいかなかったものの、最速160キロをマークして球場を沸かせた。
立ち上がりは直球、変化球とも操れなかった。一回2死二塁で山村に右前打を許したが、右翼手の藤原の好返球で二塁走者が本塁でアウトに。バックにもり立てられると、「徐々に真っすぐだけは良くなってきた」。
二回から四回まで無安打。五回は失点はしたものの、160キロを出すなど球速をぐっと上げた。「感覚をつかみながら、いい形で(最後の)五回を投げられた」。次につながる好感触を得て、マウンドを降りた。
1度目の離脱から復帰した6月8日の広島戦で5勝目を挙げた後、同13日にまたも出場選手登録を外れた。「違和感は(1度目の)前からあって、どうにか投げていたけど、さすがに厳しいかな、と」。2週間のノースローを挟み、焦らずじっくり調整してきた。
72球を投げた復帰戦は上々で、「残りの試合、全部勝つつもり」。不在の期間の分を取り返す活躍を見せるつもりだ。
[時事通信社]
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