民間からの資金調達課題=ラピダス支援、政府保証を検討
岸田文雄首相は24日、次世代半導体の国産化を目指すラピダス(東京)を念頭に、同半導体の量産化などを支援するための法整備を急ぐ考えを明らかにした。同社を巡っては、政府は補助金による巨額支援を行っている。一方、生産実績がないことなどから民間は投資に及び腰。民間金融機関からの融資に政府保証を付けるなどの方策を検討し、政府は民間からの資金調達拡大を目指す。
首相は同日、北海道千歳市で同社の東哲郎会長らと会談し、建設中の工場を視察。その後、記者団の取材に応じた首相は「2027年の量産開始に向けて、民間からの投資受け入れを今後大きく拡大していくとの説明を受けた」と述べ、同社の動きと協調しながら支援を進める方針を示した。
[時事通信社]
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