2024-07-18 17:41スポーツ

頼れる守護神、小久保=フランス戦で好セーブ―サッカー男子

フランスとの親善試合で、ボールを押さえ込むGK小久保(左下)=17日、トゥーロン
フランスとの親善試合で、ボールを押さえ込むGK小久保(左下)=17日、トゥーロン

 【トゥーロン(フランス)時事】パリ五輪に出場するサッカー男子のU23(23歳以下)日本代表は17日、U23フランス代表と同国のトゥーロンで国際親善試合を行い、1―1で引き分けた。後半同点とされ、さらに相手の圧力を受けた展開でGK小久保(シントトロイデン)が立ちはだかった。
 最大のピンチは同点の終盤、日本が前掛かりになったところで開催国にカウンターを浴びた場面だった。ゴール前で相手選手をフリーにしたが、タイミング良く飛び出して足でシュートをセーブ。「膝に当たった。1対1(の強さ)は特長にしている」。思わずガッツポーズが出た。本大会であれば、強豪から貴重な勝ち点1を得る立役者となっていたはずだ。
 五輪切符をつかんだ4~5月のU23アジア杯では土壇場でPKを止めるなど、優勝に貢献。昨季まで所属したベンフィカ(ポルトガル)ではなかなか出場機会に恵まれなかったが、アルゼンチン代表で活躍したディマリアらと練習で対峙(たいじ)し、力をつけた。同国代表のオタメンディは年齢制限のないオーバーエージ(OA)枠で五輪にも出る。
 「(オタメンディと)五輪に行くよと話していたので、すごく楽しみ。彼も自分とやりたいと思うので、決勝でやりたい」と小久保は目を輝かせる。ピッチ外ではムードメーカー。チームを力強く引っ張る。
[時事通信社]

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