英労働党に素早く祝意=ロシアは国力低下期待か―ウクライナ
ロシアの侵攻を受けるウクライナのゼレンスキー大統領は5日、軍事支援の後ろ盾である英国の総選挙で圧勝した最大野党・労働党のスターマー党首に祝意を示した。X(旧ツイッター)に「ウクライナと英国は信頼できる盟友であり続ける」と投稿した。
労働党で「影の外相」を務めた新外相候補のラミー氏は、政権交代後も対ウクライナ外交路線を維持する方針。11月の米大統領選の行方が見通せない中、ゼレンスキー政権は素早く反応することで、支援が先細りする事態を避けたい考えだ。
一方、ロシアのプーチン政権は、英国を含む西側諸国で与党に逆風が吹いている現象に関し、各国の国力低下につながることを期待しているもようだ。国内向けにロシアの「優位性」をアピールする格好の材料になる。
[時事通信社]
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