鳥のさえずり競う 夜明けに集うアフガンの愛鳥家
【カブールAFP=時事】アフガニスタンの首都カブール西部にある使われなくなったバスケットボールコートには毎週金曜日、夜明けとともに多くの愛鳥家がやって来る。ペットの鳥の鳴き声を競うという一風変わった集まりだ。≪写真は、カブールのバスケットボールコートで、鳥が鳴き声を競うのを見るアフガニスタンの男性≫
鳴き声を競い合う鳥はすべて雄。鳥たちは互いに優位を示そうと、せわしなくさえずる。ルールは単純で、先に10秒以上鳴かなかった方が負けだ。
この日はサイード・ナシム・ハシミさんの飼っているゴシキヒワが勝った。「相手の鳥もゴシキヒワで、チャンピオンの一羽でした。お互いによく競い合いました。4分間も鳴き合ったのです」とハシミさんは競い合いを振り返った。
金曜日はイスラム教の休日でもあり、愛鳥家らは自身の趣味に熱中できるこの日を毎週楽しみにしているという。
ある審判員は「鳥の世話は大変ですが、その努力もすべて、鳥にもっとたくさん歌ってほしいからなのです。そうして私たちは幸せを感じるのです」と語った。
タリバン政権下のアフガニスタンでは、娯楽の選択肢が激減している。かつてはこの競い合いに関連して賭け事も盛んに行われていたが、当局は賭けをしないよう警告している。
当局が規制を強める一方で、人々の鳥へのこだわりは強く、アフガニスタンでは年齢や地域などに関わらず、鳥を愛する人が多い。映像は5月に撮影。【翻訳編集AFPBBNews】
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