ゴルフの腕前でもののしり合い、米大統領選討論会
【ロサンゼルスAFP=時事】27日に行われた米大統領選の第1回目のテレビ討論会は、史上最高齢の候補者2人が90分間、侮辱と非難の応酬を繰り広げた末、ゴルフの腕前をめぐる口論にまで発展した。≪写真は、米ジョージア州アトランタで行われた第1回米大統領選候補討論会に臨むジョー・バイデン大統領〈右〉とドナルド・トランプ前大統領≫
握手を交わさずに始まった討論会では、民主党の現職ジョー・バイデン大統領(81)と共和党のドナルド・トランプ前大統領(78)が、互いに米国史上「最悪の大統領だ!」とののしり合った。
終盤に差し掛かると2人は、ゴルフのハンディキャップをめぐって言い合いを始めた。
「彼はボールを50ヤード(約45メートル)も飛ばせない」と言って、火をつけたのはトランプ氏だ。「彼は私にゴルフの勝負を挑んできた。でも、ボールを50ヤードも飛ばせない」。そして自らについては「以前と変わらずずっといいコンディションだ」とし、バイタリティーは十分あると自慢した。
これに対し、バイデン氏はパッティングの腕前では負けていないとし、自らの見せ場はグリーン上だと対抗。「ドライビングコンテストは喜んで受ける」とし、「副大統領時代にハンディキャップを6まで下げた」と付け加えた。
するとトランプ氏は、小ばかにするように「ハンディキャップ6だって? 私はあなたがどんなスイングをするか知っている」と返した。
討論会でトランプ氏は、バイデン氏が「弱く」、「リーダーにふさわしくない」と強調するチャンスをほとんど逃さなかった。
トランプ氏はまた、世論調査で有権者が繰り返し懸念事項として挙げているバイデン氏の認知能力についても言及。
「私は認知機能テストを2度受けた。両方とも高得点だった」とし、「彼(バイデン氏)は一度も受けていない。一度でいいので受けるのを見てみたい。5問くらいのごく簡単なやつでいい。たぶん、できないと思うが」と述べた。【翻訳編集AFPBBNews】
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