2024-06-27 15:42スポーツ

大坂、過去最高成績へ手応え=錦織は3年ぶり参戦―ウィンブルドンテニス

全仏オープンテニスの女子シングルス1回戦でプレーする大坂なおみ=5月26日、パリ(EPA時事)
全仏オープンテニスの女子シングルス1回戦でプレーする大坂なおみ=5月26日、パリ(EPA時事)

 【ロンドン時事】テニスの四大大会第3戦、ウィンブルドン選手権は7月1日、ロンドン郊外のオール・イングランドクラブで開幕する。女子シングルスは元世界ランキング1位の大坂なおみ(フリー)が、主催者推薦枠を得て5年ぶりに出場。2017、18年の3回戦を上回る過去最高成績を目指す。
 昨夏に長女を出産した大坂は全仏オープンでは2回戦で敗れたものの、3連覇した世界ランク1位のイガ・シフィオンテク(ポーランド)からマッチポイントを握って追い詰めた。芝コートのツアーでも全豪オープン準優勝の鄭欽文(中国)と接戦を演じ、「レベルは上がっている」と手応えを得た。
 シフィオンテクは全仏後、大会出場を回避して調整。フレッシュな状態で初優勝を見据える。全豪女王のアリーナ・サバレンカ(ベラルーシ)、2年ぶりの制覇を狙うエレーナ・ルバキナ(カザフスタン)はコンディション面の不安を払拭できるか。
 男子シングルスは元世界ランク4位の錦織圭(ユニクロ)が3年ぶりに参戦予定。前哨戦のロスシー国際は右足首のけがで1回戦直前に棄権しており、回復具合が気がかり。パリ五輪に向けても調子を上げたいところだ。
 今季限りで現役を退く意向のラファエル・ナダル(スペイン)はパリ五輪に備えて欠場。7度の優勝を誇るノバク・ジョコビッチ(セルビア)は手術した右膝の状態が懸念される。全仏王者で2連覇が懸かるカルロス・アルカラス(スペイン)、全豪覇者で世界ランク1位のヤニク・シナー(イタリア)が優勝争いの軸になりそうだ。
[時事通信社]

全仏オープンテニスの男子シングルス決勝でプレーするアルカラス=9日、パリ(AFP時事)
全仏オープンテニスの男子シングルス決勝でプレーするアルカラス=9日、パリ(AFP時事)

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