川崎重工、架空取引長期継続か=海自裏金接待疑惑で特別防衛監察―潜水艦乗員ら調査・防衛省
海上自衛隊の潜水艦修理を巡り、川崎重工業が架空取引で捻出した裏金で海自隊員に金品や飲食の接待を行っていた疑いがある問題で、架空取引は長期にわたって続いていたとみられることが5日、関係者や同社への取材で分かった。裏金総額は十数億円規模に上るという。
この問題を受け、木原稔防衛相は同日の閣議後記者会見で、事案の解明に向けた特別防衛監察を実施すると発表した。木原氏は「事実であれば厳正に対処すべき深刻な事案だ。国民の疑念を招かないよう早急に調査したい」と話した。
関係者によると、裏金接待疑惑は大阪国税局の税務調査で判明。2023年3月期までの6年間で重加算税を含む約6億円の追徴課税を受けた。裏金づくりはそれ以前から長年行われていた可能性があるという。
防衛省や川崎重工によると、不正な取引を行っていたのは同社神戸工場修繕部の従業員。海自潜水艦の修理作業をする際、下請け企業に資材を架空発注するなどして裏金をつくり、潜水艦乗員らに飲食させたり、商品券や日用品などを提供したりしていたという。
[時事通信社]
最新動画
最新ニュース
-
砲撃訓練再開は「挑発行動」=与正氏、韓国に反発―北朝鮮
-
7日の日本選手=米大リーグ
-
円相場、160円63~65銭=8日午前9時現在
-
世界123位、驚きの快進撃=ウィンブルドンテニス
-
5月の経常黒字、2兆8499億円=財務省
写真特集
-
【サッカー】U23日本代表〔2024パリ五輪〕
-
【大相撲】大関・琴ノ若
-
【女子フィギュア】千葉百音
-
【野球】野球殿堂に入った名選手
-
【駅伝】第100回箱根駅伝
-
【女子フィギュア】吉田陽菜
-
【男子フィギュア】山本草太
-
【野球】日本シリーズ関西対決 阪神が38年ぶり日本一