2024-06-22 19:56スポーツ

「超速」示すも苦い船出=日本に手応えと課題と―ラグビー日本代表戦

後半、トライを決め喜ぶ根塚(右)=22日、東京・国立競技場
後半、トライを決め喜ぶ根塚(右)=22日、東京・国立競技場

 世界屈指の強豪イングランドを相手に、新しい日本の姿を示せるか。「超速ラグビー」の旗印を掲げるジョーンズ・ヘッドコーチ(HC)の第2次体制の初戦は完敗。列強との差を痛感した中、「残念で悔しいが、現状では大きな糧も得られた」と振り返った。
 序盤に狙いの一端は見せた。素早いボール回しで大きな相手を振り回す。前半2分にPGで先制し、さらにパスも判断も速い連続攻撃を仕掛けた。ただ、それは最初の約15分だけ。その後は力負けの展開となり、主将のリーチは「フィジカルの差を感じた。ボールを持って継続できない時があるのは反省」と認めた。
 昨年のワールドカップ(W杯)は1次リーグ敗退。次回こそ世界トップを打ち破るため、ジョーンズHCは全てに速さを求めた。後半26分には途中出場のFW山本の突破から素早く左へ展開し、根塚がインゴールへ。リーチは「目指す形は見えた。(その時間を)どんどん増やしたい」と手応えも口にした。
 初キャップは8人。世代交代も積極的に進める指揮官は「若手の学びは大きな財産。勝利と成長を求めたい」。全ては3年後のW杯で4強に入るため。苦い経験を生かし、今後のステップアップを図る。
[時事通信社]

後半、突進する山本(左)=22日、東京・国立競技場
後半、突進する山本(左)=22日、東京・国立競技場
後半、突進するリーチ(右端)=22日、東京・国立競技場
後半、突進するリーチ(右端)=22日、東京・国立競技場

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