阪神の才木、止まらぬ勢い=投手陣支える25歳―プロ野球
勢いはどこまで続くのか―。阪神の才木浩人投手は八回1死まで無安打に抑えた9日の西武戦に続き、16日のソフトバンク戦では7回1失点の力投で自身8連勝。自己最多の8勝を挙げた昨季の勝利数に早くも並んだ。
近藤、山川ら強打者が並ぶソフトバンク打線に対し、189センチの長身からの威力のある直球を軸にソロによる1点のみに封じた。「球数が少し多くなったこと、本塁打を打たれたことは悔やまれるが、粘りながら試合をつくれた」。負ければ借金生活突入だったチームの苦境で踏ん張り、自身の白星でチームの連敗を止めたのはこれで今季4度目になった。
開幕からチームでただ一人、中6日で先発ローテーションを守っている。良好なコンディションを維持できていることが好調の理由の一つで、トレーニングやケアの方法を工夫して昨季から改善したという。「そのあたりがうまくできているから順調なのかな」と振り返る。
オフの契約更改時に掲げた今季の目標は「タイトルの獲得」。ここまでリーグ1位の8勝に加え、71奪三振は同1位タイ、防御率1.20は同2位とどれも上位につける。交流戦期間中に視察に訪れた日本代表「侍ジャパン」の井端弘和監督は「ボールが強いし、角度もある。十分に戦力になる投手」と高い評価を口にした。
7勝目を挙げた9日の試合後、報道陣から才木が一皮むけたかと問われた岡田彰布監督は「むける皮もない」と、独特の表現で成長ぶりに目を細めた。25歳の若き右腕にエースの風格が漂いつつある。(記録は17日現在)
[時事通信社]
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