IOC、ロシアとベラルーシ25選手のパリ五輪出場を承認
【ローザンヌAFP=時事】国際オリンピック委員会(IOC)は15日、「個人の中立選手(AIN)」の立場でパリ五輪出場を認めるロシアとベラルーシの選手の第1陣として、25選手を承認した。≪写真は、スイス・ローザンヌにある国際オリンピック委員会の本部≫
ロシアの選手14人、ベラルーシの選手11人は予選を突破し、さらに各国際スポーツ連盟とIOCによる二重チェックを通過して、ウクライナへの軍事侵攻を積極的に支持していないこと、軍と無関係の立場だという点が証明された。
承認された選手は4競技にまたがっており、レスリング選手16人、重量挙げ選手2人、体操のトランポリン選手3人、2021年のジロ・デ・イタリアで総合4位に入ったアレクサンドル・ブラソフら、自転車ロードレース選手4人となっている。
ウクライナのマトベイ・ビドニー青年スポーツ相は、「積極的なプロパガンディスト」が含まれなかったことを歓迎し、「IOCは、われわれがウクライナのオリンピック委員会と、各スポーツ連盟が共同でIOCに提出した証拠に耳を傾けた」とコメント。「証拠の発見と検証に協力してくれた調査報道記者と関連政府機関の同僚に心から感謝する」と述べた。
IOCは厳しい条件を満たした個人選手のみ、中立の立場でのパリ五輪出場を認めると発表しており、リストは最終予選の結果が判明し次第、更新されていく。
ワールドアスレティックス(世界陸連)はロシアとベラルーシの全選手の出場を禁止しているため、陸上選手は含まれない。他競技も両国の選手の復帰がぎりぎりになったため、出場するかは不透明となっている。
ロシアテニス連盟は、アンドレイ・ルブレフとカレン・ハチャノフ、リュドミラ・サムソノワが「五輪に出場しない」と話している。競泳では五輪で三つのメダルを獲得している平泳ぎのユリア・エフィモワが、ロシアの競泳選手として初めて中立の立場を認められたが、まだ参加標準記録を突破していない。【翻訳編集AFPBBNews】
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