2024-06-17 10:32スポーツ

松山、詰め寄れずに幕=「よく粘れた」と手応えも―全米オープンゴルフ

 トップから5打差の5位でスタートした最終日。松山は「バーディーを先行させないとチャンスはない」との思いで挑んだ。しかし、フェアウエーのそばに砂地があり、グリーンの傾斜も選手たちを悩ませる難コース。パーが続き、トップグループに詰め寄れないままホールを消化していった。
 パー3の9番でボギー。バンカーからの2打目を2メートル余りに寄せたが、パーパットがわずかにカップをそれた。「あれを外した時点で優勝のチャンスはだいぶ低くなった」。12年連続出場となった全米オープンは、6位で幕を閉じた。
 それでも、メジャー大会での1桁順位は4位だった2年前の全米オープン以来。「よく粘れた。前回出た時よりは少しうまくなったのかな」との手応えもある。
 今年は2月に2年ぶりの米ツアー優勝。背中の痛みに苦しんだこともあり、「体の状態は今でも日替わり」という中、プレーの質を維持できている実感もある。2021年マスターズ・トーナメント以来のメジャー2勝目は持ち越しとなったが、「これを最低限のレベルにしていきたい」と言う。
 今年最後のメジャーは7月18日開幕の全英オープン。日本勢1番手として代表選出が決定的なパリ五輪への出場も表明した。「世界一決定戦」の全米オープンで上位争いを演じた自信を胸に、次へと歩み始める。(パインハースト時事)
[時事通信社]

最新動画

最新ニュース

写真特集