沖縄県議選、知事派劣勢=辺野古移設に影響
任期満了に伴う沖縄県議選が16日、投開票された。自民、公明両党など県政野党が議席を着実に積み上げ、玉城デニー知事を支持する立憲民主、社民両党など県政与党が伸び悩んだ。米軍普天間飛行場(宜野湾市)の名護市辺野古移設阻止を掲げる玉城知事は苦しい県政運営を迫られそうだ。
13選挙区(定数48人)に75人が立候補した。午後11時半現在、与党系が15議席にとどまる一方、野党系が21議席を確保した。
投票率は45.26%で、2020年県議選を1.7ポイント下回り、過去最低となった。
選挙前の勢力は与野党それぞれ24議席で拮抗(きっこう)していた。議決に加わらない議長を野党系から選出しているため、玉城知事が議会運営の主導権を辛うじて維持している状況だった。
[時事通信社]
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