当事者「救済にまい進を」=国連の報告書公表受け―旧ジャニーズ性加害
国連人権理事会の作業部会が旧ジャニーズ事務所(現SMILE―UP.=スマイルアップ)の性加害問題について「依然として深く憂慮している」とする報告書を公表したことを受け、被害を告白した当事者らが30日、記者会見した。出席者は「スマイル社は被害者の声に向き合い、救済にまい進してほしい」と訴えた。
会見はオンラインでも実施した。「ジャニーズ性加害問題当事者の会」の石丸志門副代表(56)は、スマイル社の被害者救済策について「心のケアの在り方など改善しないといけない点が多い」と指摘。同社に対し「報告書を真摯(しんし)に受け止め、全ての被害者を補償、救済してほしい」と強調した。
スマイル社は取材に対し「報告書の指摘内容を精査の上、引き続き被害者救済に向けて真摯に対応していきたい」などとコメントした。
[時事通信社]
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