習氏、アラブ支持を強調=閣僚会議で米けん制―北京
【北京時事】中国の習近平国家主席は30日、北京で開いた「中国・アラブ諸国協力フォーラム」閣僚級会議の開幕式で演説し、世界平和の実現に向け「アラブ側と協力して取り組む」と強調した。パレスチナ情勢が混迷を深める中、アラブを支持する姿勢を示すことで、イスラエルの後ろ盾となっている米国をけん制する狙いがある。
習氏はイスラエル軍とイスラム組織ハマスとの戦闘について「際限なく続けるわけにはいかない」と指摘。「中国は完全な主権を持ち独立したパレスチナ国の建設を断固支持する」と述べた。その上で、パレスチナ自治区ガザへの人道危機対応と復興支援のため、追加で5億元(約110億円)を提供すると明らかにした。
[時事通信社]
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