生産「持ち直し」に上方修正=自動車回復、景気判断据え置き―5月経済報告
政府は27日に公表した5月の月例経済報告で、生産を「このところ生産活動が低下している」から「このところ持ち直しの動きが見られる」に上方修正した。認証不正問題で停止した自動車工場や能登半島地震で被災した電子部品工場の稼働再開が進んだためで、自動車向け絶縁ケーブルなどが回復している輸入も上方修正した。
景気の全体判断は「このところ足踏みも見られるが、緩やかに回復している」に据え置いた。
公共投資は、公共工事の出来高増加を受け「堅調に推移している」に上方修正。国内企業物価は円安や銅の価格が上昇している影響で、「横ばいとなっている」から「このところ緩やかに上昇している」に表現を修正した。
海外経済は、「一部の地域において弱さが見られるものの、持ち直している」との判断を維持。国・地域別では半導体輸出が回復している台湾、電気自動車(EV)やスポーツ用多目的車(SUV)の需要が高い韓国などを上方修正した。
先行きは、好調な春闘の結果を踏まえ、「緩やかな回復が続くことが期待される」との見方を据え置いた。物価上昇などの影響には引き続き「十分注意する必要がある」としている。
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