柴犬「かぼす」死ぬ ドージコインのアイコンモデル
【東京AFP=時事】実業家のイーロン・マスク氏が気に入っていることで知られる仮想通貨ドージコインのアイコンのモデルで、インターネットのミームにもなっていた柴犬の「かぼす」が24日に死んだと飼い主が明らかにした。≪写真は、今年3月、かぼすと共に公園を訪れた佐藤敦子さん≫
佐藤敦子さんは自身のブログで、「私になでられながら眠るようにそっと逝きました」と明かし、かぼすのファンからの長年の愛情に対して謝意を表すとともに、「かぼちゃんは世界一幸せな犬だったと思います。そして私は世界一幸せな飼い主でした」とつづっている。
保護犬だったため、正確な誕生日は分からないが、佐藤さんは昨年11月、かぼすの18歳の誕生日を祝っていた。
かぼすは、ブリーダーの廃業後、殺処分される可能性もあった中で引き取られた。2年後の2010年、佐藤さんはソファの上で前足を組んでいるかぼすの写真を撮り、ブログに投稿。
ふわふわの柴犬の流し目の画像は、掲示板サイト「レディット」に広がり、広告などにも使用されるミームとなった。マスク氏も昨年、ツイッター(現X)のアイコンを一時、かぼすの顔に変えていた。
画像は後に非代替性トークン(NFT)を利用したデジタルアート作品となり、400万ドル(約6億3000万円)で売却された。2人のソフトウエア・エンジニアがジョークで始めたドージコインは現在、時価総額230億ドル(約3兆6000億円)で、世界で8番目に価値のある暗号通貨となっている。【翻訳編集AFPBBNews】
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