値上げ効果で2社増益=日鉄は在庫に評価損―鉄鋼大手3社
鉄鋼大手3社の2024年3月期連結決算が9日、出そろった。原材料価格上昇分の鋼材価格への転嫁が浸透し、JFEホールディングス(HD)、神戸製鋼所の2社が増益だった。一方、鉄鉱石や原料炭などの高騰が一服し、在庫資源に評価損が生じた日本製鉄は減益だった。
日鉄の純利益は前期比20.8%減の5493億円。ただ、国内の鋼材出荷数量増加や販売価格の改善により、売上収益は11.2%増の8兆8680億円と過去最高だった。
在庫評価損を除いた実力ベースの事業利益も過去最高で、今井正社長は「国内製鉄事業の販売価格改善や固定費削減、海外事業の成長などが結実した」と総括した。
JFEHDも鋼材の値上げを進めたほか、東日本製鉄所京浜地区の高炉休止による固定費の削減が貢献した。神鋼は鉄鋼、アルミとも値上げが浸透したほか、神戸発電所4号機の稼働が追い風となった。
[時事通信社]
最新動画
最新ニュース
写真特集
-
【大相撲】大関・琴ノ若
-
【女子フィギュア】千葉百音
-
【野球】野球殿堂に入った名選手
-
【駅伝】第100回箱根駅伝
-
【女子フィギュア】吉田陽菜
-
【男子フィギュア】山本草太
-
【野球】日本シリーズ関西対決 阪神が38年ぶり日本一
-
【MLB】ドジャースの歴代日本選手