中国主席、セルビア訪問=米国けん制、協力深化へ
【ベルリン時事】欧州歴訪中の習近平中国国家主席は7日、フランス滞在後に、バルカン半島のセルビアを訪問した。この日は、25年前に北大西洋条約機構(NATO)が当時ユーゴスラビアの首都だったベオグラードを空襲した際、米軍が中国大使館を誤って爆撃した節目。米国をけん制する狙いもありそうだ。
習氏のセルビア訪問は2016年以来、8年ぶり。訪問に先立って地元紙に寄稿し、両国関係を「鋼の友情」と称賛。ユーゴ空爆の悲劇を共有していると指摘した上で、「共通の未来に向けた中国とセルビアのコミュニティーを構築する準備がある」と呼び掛け、経済分野にとどまらない協力の深化に意欲を示した。
[時事通信社]
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