2024-05-07 22:39スポーツ

広島の床田、好投手村上に雪辱=無失点にバットでも貢献―プロ野球

力投する広島先発の床田=7日、甲子園
力投する広島先発の床田=7日、甲子園

 好投手にやっと雪辱できた。広島の床田が八回途中まで無失点に抑える好投。阪神の村上との今季3度目の投げ合いを初めて制し、「きょう負けたら二度と勝てないんじゃないかというくらいの投手。やっと勝てた」。ほっとした表情で言った。
 前回の対決で6四死球と荒れた制球は、直球を軸にした組み立てに変えて改善。ツーシームも効果的に使った。七回1死二、三塁では坂本を二飛。さらに死球で満塁とされた場面では、代打小野寺のバットを折って力のない遊飛に打ち取った。八回1死満塁でマウンドを降りたが、島内の好リリーフで切り抜けた。
 バットでも村上から五回に技ありの右前打。チャンスを広げ、貴重な追加点につなげた。七回の中飛も良い感触だったといい、「ああいう投手にも嫌がられる打者になれればいい」と声を弾ませた。
 昨季のリーグ最優秀選手を内容でも上回った。「まだ投げ合う機会はあると思う。接戦になるので、何とか食らい付いていきたい」。白星に浮かれず、今後の戦いに目を向けた。 
[時事通信社]

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