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2024-05-06 23:51

夫妻の娘の内縁夫を逮捕＝事件主導か、死体損壊容疑―那須２遺体

　栃木県那須町の河川敷で会社役員夫妻の遺体が見つかった事件で、警視庁と栃木県警の合同捜査本部は６日、死体損壊容疑で、夫妻の娘の内縁の夫、会社役員関根誠端容疑者（３２）＝東京都世田谷区等々力＝を逮捕した。同容疑者宅を家宅捜索し、任意同行を求めたが拒否されたため逮捕に踏み切った。
　捜査本部は、関根容疑者が指示役とみられる職業不詳佐々木光容疑者（２８）＝同容疑で逮捕＝らに報酬を約束し、事件を持ち掛けたとみて全容解明を急ぐ。　
　捜査関係者によると、関根容疑者は４月１６日未明から朝までの間、佐々木容疑者らと共謀し、那須町内の河川敷で、宝島龍太郎さん（５５）と幸子さん（５６）夫妻の遺体を焼き、損壊した疑いが持たれている。
　捜査本部はこれまでに佐々木容疑者のほか、事件翌朝に出頭した建設業平山綾拳容疑者（２５）、実行役とみられる職業不詳の姜光紀（２０）、元俳優の若山耀人（２０）両容疑者の４人を逮捕している。
　平山容疑者は「佐々木容疑者から遺体処理の依頼を受け、飲み仲間の姜、若山両容疑者に頼んだ」と供述した。佐々木容疑者は「名前も顔も知らない人物から遺体処理を頼まれた」という趣旨の話をしていた。
　宝島さん夫妻は同１５日夜、物件の下見のため、不動産業者や知人とともに品川区東品川を訪れた。その後、業者が管理する同区内の空き家を訪れ、姜、若山両容疑者と接触。暴行などされた上、セダンで那須町まで運ばれたとみられ、１６日朝に遺体で発見された。
　平山容疑者の関係先からは事件の報酬とみられる現金数百万円が見つかったほか、佐々木容疑者も逮捕時、現金数百万円を所持していた。捜査本部は４人が報酬目当てで事件に関与したとみて、事件の計画により深く関わった人物を調べていた。
［時事通信社］

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