2024-05-06 22:52TOPICS

井上尚、ネリ下し4団体防衛=武居が新王者、井上拓は防衛―ボクシング

世界スーパーバンタム級タイトル戦で、主要4団体の王座を防衛した井上尚弥(中央)=6日、東京ドーム
世界スーパーバンタム級タイトル戦で、主要4団体の王座を防衛した井上尚弥(中央)=6日、東京ドーム

 プロボクシングの世界タイトルマッチ4試合が6日、東京ドームで行われ、スーパーバンタム級で世界主要4団体統一王者の井上尚弥(大橋)が挑戦者のルイス・ネリ(メキシコ)を6回1分22秒TKOで下した。世界ボクシング評議会(WBC)と世界ボクシング機構(WBO)の各王座は2度目、世界ボクシング協会(WBA)と国際ボクシング連盟(IBF)は初の防衛に成功した。
 井上尚の戦績は27戦全勝(24KO)で、日本選手最多の井岡一翔(志成)に並ぶ世界戦22勝目となった。東京ドームでのボクシング開催は34年ぶり3度目だった。
 WBOバンタム級タイトルマッチでは、挑戦者の武居由樹(大橋)が王者のジェーソン・モロニー(オーストラリア)に判定勝ちし、新王者となった。日本ボクシングコミッション(JBC)が公認する日本ジム所属の男子世界王者は通算100人になった。バンタム級は日本人が4団体の王座を独占。日本男子の現役世界王者は計10人となった。
 井上尚の弟でWBAバンタム級王者の井上拓真(大橋)は石田匠(井岡)に判定勝ちし、2度目の防衛に成功した。WBAフライ級王者のユーリ阿久井政悟(倉敷守安)も桑原拓(大橋)を判定で退けて初防衛。 

スーパーバンタム級世界主要4団体統一王座タイトル戦の5回、ネリ(手前)からダウンを奪う井上尚弥=6日、東京ドーム
スーパーバンタム級世界主要4団体統一王座タイトル戦の5回、ネリ(手前)からダウンを奪う井上尚弥=6日、東京ドーム
スーパーバンタム級世界主要4団体統一王座タイトル戦の3回、ネリ(右)を攻める井上尚弥=6日、東京ドーム
スーパーバンタム級世界主要4団体統一王座タイトル戦の3回、ネリ(右)を攻める井上尚弥=6日、東京ドーム

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