気迫前面、生かしたチャンス=キック出身の武居に戴冠―ボクシング世界戦
日本ボクシング界100人目の世界王者はキックボクシング出身。9戦目でベルトを巻いた異色の27歳は「足立区から来た武居が、東京ドームで世界王者になった」。声を詰まらせながらリング上で少しおどけた。
自身の3倍超の過去29戦のキャリアを持つ王者を、野性味あふれる戦いで序盤から戸惑わせた。低いガードのまま一気に踏み込み、左のボディーブローやフックを見舞う。6回終了間際には鮮やかな3連打で相手をよろめかせた。12回は相手の反撃の前に棒立ちになったが、執念で倒れなかった。
挑戦は時期尚早とも言われたが、「チャンスは満を持しては来ない。つかむもの」と元世界3階級王者の八重樫トレーナー。技術戦を挑むのではなく、「武居の良さを出す」ことを貫いた。大舞台でも物おじしない気持ちの強さを見せた武居は「八重樫さんが勝利に導いてくれた」と感謝の思いを述べた。
これでバンタム級は主要4団体全ての王座を日本人が占める形に。その一角に入った新星からも目が離せない。
[時事通信社]
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