井上拓、冷静に巻き返し=ダウン奪われても判定勝ち―ボクシング世界戦
大差で判定勝ちしても、井上拓の表情に晴れやかさはなかった。「きょうは、勝てたことだけが収穫」。試合直後のリング上で淡々と振り返った。
1回に相手の左がカウンターとなって顔にヒットし、いきなりダウン。ピンチを迎えたが慌てなかった。長身で腕も長い石田のパンチをかいくぐるように間合いを詰めると、至近距離からアッパーなどを当てた。最終的にはジャッジ3人のうち2人が、2回以降の全ラウンドで王者を支持する圧倒的な勝利となった。
2月の初防衛戦では積極的に打ち合ってKO勝ち。短い間隔での試合になっても、「いい流れのまま入れる」と強気で臨んだ一戦だった。連続KOできなかった物足りなさは残ったが、2回以降の巻き返しには、攻撃面で新境地を示した前戦で得た自信を感じさせた。
勝って「バトンを兄につなげる」との試合前の誓いは果たした。群雄割拠のバンタム級での王座統一という大きな目標に向け、歩みは止めない。
[時事通信社]
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