2024-05-06 18:59スポーツ

ロッテ種市、流れ変えて好投=復調の7回無失点―プロ野球

 直近2試合で続けて5失点したロッテの種市は、赤いグラブを左手にはめてマウンドに立った。2019年1月に一緒に自主トレーニングを行ったソフトバンクの千賀からもらい、その後は自宅に飾っていたものだ。
 フォークを決め球に活躍し、米大リーグのメッツに移籍した千賀。今でもフォークの投げ方を参考にするという種市は「流れを変えたかった」。心機一転して臨んだ試合で、7回無失点の好投を披露した。
 セットポジションでの立ち方も見直していた。「背中の方に重心を置いて立つようにしたら、外側(三塁側)に体が流れることなくいけた」。前回登板で8四死球と苦しんだ制球が大きく改善。強風の影響で落差が大きくなったフォークも有効に使い、得点圏に走者を背負っても落ち着いて後続を断った。
 3月30日以来の白星となる2勝目を挙げ、チームの3連勝と勝率5割復帰に貢献。「この調子で次も頑張る」。必死の思いで苦境を乗り越え、25歳に笑顔が戻った。
[時事通信社]

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