宇佐美、32歳祝う一撃=5年ぶりダービー勝利―Jリーグ・G大阪
これ以上ない結果を残し、多くのファンが詰め掛けた本拠地を熱狂させた。2019年を最後に勝利から遠ざかり、21年から5連敗を喫していた大阪ダービー。G大阪の宇佐美が見事な一撃を決め、久々の勝利をもたらした。
前半の立ち上がりから相手にボールを保持されたが、焦りはなかった。虎視眈々(たんたん)と好機をうかがい、28分。相手の最終ライン間でのパスミスを拾うと、少ないタッチですぐさま体勢を整えて右足を振り抜き、ゴールを奪った。
感情を爆発させた後、5本の指を立てるパフォーマンスを披露。4月28日の鹿島戦で膝を負傷した背番号5のDF三浦へのエールだったといい、「大きなけがをした選手の不安な気持ちは分かる。勝利を届けて安心させてあげたかった」。主将らしい気概を見せた。
この日が32歳の誕生日だった。さらにJリーグ通算250試合出場を達成。節目を自らの決勝弾で祝い「自分の得点で勝つことより上はないと思っていた。まさかその通りになるとは」。連敗を2で止め「全員で自信と勢いを持って次に向かいたい」。チームの顔は力強く語った。
[時事通信社]
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