2024-05-05 19:19スポーツ

米沢、苦しみ一掃=感無量の初優勝―中日クラウンズゴルフ

18番、バーディーを奪い、優勝を決めた米沢蓮=5日、愛知・名古屋GC和合
18番、バーディーを奪い、優勝を決めた米沢蓮=5日、愛知・名古屋GC和合

 最終18番、バーディーパットを打つ手は震えていた。「ゴルフで一番緊張した」と米沢。ピンまで1.5メートルの上りを沈めると、24歳は力強く喜んだ。ツアー1勝目は岩手県出身者で初優勝の称号付き。「言葉にできない」と感無量の様子だった。
 前日を終えて3位。最終日はショットがさえて10番までに5バーディーを奪い、片岡との一騎打ちになった。首位タイで迎えた18番(パー4)は2打目を片岡がバンカーに入れたのに対し、米沢はラフからピンに絡め、勝利につなげた。
 東北福祉大時代の2018年、アジア大会の団体で金メダル獲得に貢献。アマでの実績はあるが、プロ転向後はパットに苦しみ結果を出せなかった。その間、世代が近い中島や金谷が活躍。焦る気持ちを抑えつつ、課題と向き合ってきた。
 苦悩の日々を乗り越え、「腐らずやってきたことが報われた」。晴れ晴れとした表情で「優勝を重ねて賞金王になりたい」と誓った。
[時事通信社]

優勝を果たし、同組の片岡尚之(手前)と健闘をたたえ合う米沢蓮=5日、愛知・名古屋GC和合
優勝を果たし、同組の片岡尚之(手前)と健闘をたたえ合う米沢蓮=5日、愛知・名古屋GC和合

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