2024-05-05 17:07スポーツ

井上尚、ネリとも計量パス=6日、東京ドームで世界戦―ボクシング

にらみ合う井上尚弥(左)とルイス・ネリ=5日、東京都文京区
にらみ合う井上尚弥(左)とルイス・ネリ=5日、東京都文京区

 プロボクシングの世界タイトルマッチ4試合が6日、東京ドームで開催され、スーパーバンタム級で世界主要4団体統一王者の井上尚弥(大橋)らが出場する。5日に東京都内で前日計量が行われ、井上尚と挑戦者ルイス・ネリ(メキシコ)とも、上限体重の55.3キロを一発でパスした。
 井上尚は55.2キロでクリア。初めて臨む4団体王座の防衛戦へ向け、「いつもながら、ばっちり。ここからは気持ちの駆け引き」と闘志を燃やした。
 体重超過で失格した過去があるネリは、上限を500グラム下回る54.8キロ。計量後に20秒前後も顔を突き合わせた井上尚は「ビッグイベントでファイトマネーも過去最高だろうから、(超過の)心配はなかった」と冷静に話した。
 東京ドームでのプロボクシング開催は34年ぶりで、4万人超の観衆が見込まれる。王者の立場は失うものがないネリと対照的だが、井上尚は「自分はベルトを4本懸けるけれど、気持ちがどうかと言えば、それが試合に出ることはない」。守りに入るつもりはないことを強調した。
 残り3カードの計6選手も計量をクリア。日本ボクシングコミッション(JBC)が公認する日本ジム所属の男子世界王者は通算99人で、6日に100人目が誕生する可能性がある。 
[時事通信社]

前日計量をクリアし、撮影に応じる井上尚弥(手前左)とルイス・ネリ(同右)=5日、東京都文京区
前日計量をクリアし、撮影に応じる井上尚弥(手前左)とルイス・ネリ(同右)=5日、東京都文京区

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