2024-05-04 19:16スポーツ

ミス取り返すサヨナラ打=外崎発奮「やるしかない」―プロ野球・西武

延長10回、サヨナラの適時打を放ち、喜ぶ西武の外崎=4日、ベルーナドーム
延長10回、サヨナラの適時打を放ち、喜ぶ西武の外崎=4日、ベルーナドーム

 延長十回2死満塁。西武の外崎は初球から振っていこうと決めていた。ファウルになったが、続く変化球を強振。打球が二遊間を抜けるのを見ると、右手を高く突き上げた。自身4年ぶりのサヨナラ打に「本当に最高」。昨年から続いていた延長戦での連敗を15で止め、チームを今季初の3連勝に導いた。
 積極性を心掛けたのには理由があった。1点リードの八回1死一、二塁の守りで、周東が遊ゴロ。二塁で走者を封殺した外崎だが、併殺を焦ったのか、一塁に悪送球し、追い付かれた。ただでさえ、前日に打撃不振でスタメン落ちするなど苦しい状況で失策を犯し、うつむいたまましばらく立ち上がれなかった。
 直後、平石ヘッド兼打撃戦略コーチから「切り替えて、腹をくくって打ってこい」と声を掛けられ、奮い立った。「やるしかない、と。無心で、自分が打てる球、甘い球を振っていこうという感じで振れた」。
 劇的な一打に、松井監督は「チームにとっても、トノ(外崎)にとっても大きい」。勢いに乗っていけそうな1勝だ。 
[時事通信社]

延長10回、サヨナラの適時打を放つ西武の外崎=4日、ベルーナドーム
延長10回、サヨナラの適時打を放つ西武の外崎=4日、ベルーナドーム
ソフトバンクに勝利し、ポーズを取る西武の外崎=4日、ベルーナドーム
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