水質改善の施設完成=パリ五輪競技会場となるセーヌ川
【パリ時事】今夏のパリ五輪でトライアスロンなどの競技会場となるセーヌ川の水質を改善する貯水施設の完成式が2日、パリ市内で行われた。出席したイダルゴ市長は「施設のおかげでセーヌ川で泳げるようになる」と語った。
五輪開会式のスタート地点となるオステルリッツ橋近くに新設された施設は、約5万立方メートルの貯水が可能。パリでは大雨の際に汚水が排水溝などからあふれ、セーヌ川に流れ込むことが水質悪化の一因だった。汚水をためて流入を防ぐことで水質の改善を図る。
昨夏には五輪テスト大会を兼ねた水泳オープンウオーターのワールドカップが大雨による水質悪化で中止となった。
[時事通信社]
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