「最速」対決、大谷に軍配=菊池から痛烈適時打―米大リーグ
ドジャースの大谷が先制ソロの前夜に続き、強烈な打球を放って敵地をどよめかせた。ブルージェイズの先発は菊池。同じ岩手・花巻東高出身の左腕との迫力ある勝負を制した。
一回は好機で凡退。しかし、続く二回2死一、三塁では、菊池の今季最速の98.2マイル(約158キロ)を右前にはじき返した。この打球は大谷のメジャー自己最速の119.2マイル(約192キロ)。最速に最速でお返しされた格好の菊池は「速過ぎて見えなかった。技術も含めて上をいかれた」と苦笑い。大谷はこの日もブルージェイズファンから浴びせられたブーイングをバットではねのけ、一塁上で笑顔を見せた。
二人は異なるリーグの球団に所属しており、今季の顔合わせはこの試合が最初で最後。四回の対戦では三振に仕留めた菊池は「(大谷は)パワーも確実性も毎年レベルアップしている。僕もそれに負けないように対戦を楽しみにしたい」と充実の表情だった。(トロント時事)
[時事通信社]
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