現場の声紹介「身近に感じて」=24年の海保レポート
海上保安庁は13日、他省庁の白書に当たる「海上保安レポート2024」を発行する。多様な職種の業務や職員の声を取り上げ、01年の創刊以来写真を用いていた表紙には、初めてイラストを使用。担当者は「一般の人の目に触れる機会が少ない仕事なので、より身近に感じてほしい」と狙いを話す。
特集はこれまで、10年以上にわたり沖縄県・尖閣諸島の警備の現状などを取り上げてきたが、今回は「海をかけるひと」と題し、海保になじみがない読者を念頭に海保の役割や異なる職種の職員らの一日のスケジュールなどを手厚く紹介。変更の背景には、志望者の減少など人材確保への危機感があるといい、誌面では業務の効率化や働き方改革への取り組みにも触れた。
[時事通信社]
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