見事な初球先頭打者アーチ=責任増す27歳小郷―プロ野球・楽天
好調の日本ハムの出はなをくじく一発となった。鈴木が投じた初球を、楽天のリードオフマン小郷が完璧に捉え、打球は右中間席へ。今季1号が自身初の初回先頭打者本塁打となり、勝利に貢献した。「チームに勢いをつけようと初球を狙っていった。いい手応え。最高の切り込みができてよかった」と喜んだ。
プロ5年目の昨季は規定打席にわずかに届かなかったが、自己最多の120試合に出場。初めての2桁本塁打をマークするなど頭角を現した。今季は1番や3番を任され、ここまで全試合に出場。打順にはこだわらず、「しっかり仕事がしたい」と意気込む。
主砲の浅村ら中軸のお膳立てをする役割。「1番は最初に打席に立つだけ。あとは場面、場面でいろんなことができるように」。2点リードの五回は左前打を放ち、3番浅村の3ランにつなげた。
私生活では今月上旬に次女が誕生し、公私で責任が増している27歳。「まだ始まったばかり。一日1本を目標に頑張る。しっかり結果を出せばチームのためになる」。さらなる好成績を目指し、一心不乱にバットを振る。
[時事通信社]
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