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2024-04-25 16:54World eye

極右の欧州議会議員を収賄疑いで予備捜査　独検察

【ベルリンＡＦＰ＝時事】ドイツ連邦検察庁は２４日、ロシアと中国から資金を受け取っていた疑いで、反移民を掲げる極右政党「ドイツのための選択肢（ＡｆＤ）」に所属する欧州議会議員に対する予備的な捜査に着手したことを明らかにした。≪写真は、極右政党「ドイツのための選択肢〈ＡｆＤ〉」の共同党首のアリス・ワイデル氏〈左〉とティノ・クルパラ氏≫
　この議員はマクシミリアン・クラー議員で、欧州議会選挙の有力候補。同議員のスタッフも２２日、中国の情報機関のためにスパイ活動をしていた疑いで逮捕されたばかり。
　検察庁は、クラー氏の予備捜査の目的について、「議員の贈収賄絡みの犯罪行為の嫌疑」があるかを調べることにあるとしている。
　クラー氏は、スタッフのジアン・グオ容疑者が逮捕された後、ＡｆＤのアリス・ワイデル、ティノ・クルパラ両共同党首と会談し、欧州議会選の同党筆頭候補にとどまる意向を表明。
　ただ両共同党首によれば、クラー氏は今週末に開催予定の欧州議会選に向けた決起集会には参加しない見通し。６月の欧州議会選、９月に予定されている三つの州議会選を控え、ＡｆＤは深刻な危機に陥った形だ。【翻訳編集ＡＦＰＢＢＮｅｗｓ】

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