2024-04-25 15:48スポーツ

71年ぶり牝馬Vなるか=サリエラが挑む天皇賞・春―競馬

 中央競馬の第169回天皇賞・春(GI)は28日、京都競馬場の芝3200メートルコースで行われる。ディープインパクトを父に持つ牝馬のサリエラ(5歳)が1953年のレダ以来、71年ぶり2頭目となる牝馬の天皇賞・春制覇に挑む。
 サリエラは重賞勝ちこそないものの、昨年はフランスの凱旋(がいせん)門賞(GI)に登録したほどの素質馬。今年2月に東京競馬場の芝3400メートルコースで行われたダイヤモンドステークス(GIII)では2着に入り、長距離レースへの適性も示した。同馬を管理する国枝栄調教師は2021年に牝馬のカレンブーケドールで3着と惜敗しており、偉業への再チャレンジとなる。
 ペース配分など騎手の力量も大きいとされる長距離レース。手綱を取る武豊騎手の存在は何よりも心強い。「平成の盾男」と称され、春秋の天皇賞は歴代最多の14勝。特に春は8勝、2着6回と抜群の安定感を誇る。勝手知ったるコースで初コンビとなるサリエラの能力をどう引き出すか。
 昨年の菊花賞(GI)を制したドゥレッツァ、昨年の日本ダービー(GI)優勝で菊花賞2着のタスティエーラなどライバルも多士済々。並み居る強敵を退け、サリエラは歴史に名を刻むことができるか。
[時事通信社]

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