岸田首相、補選は自身への評価=規正法改正「強い覚悟」―参院予算委
岸田文雄首相(自民党総裁)は24日の参院予算委員会の集中審議で、衆院3補欠選挙(28日投開票)の結果について「(国民の)私への判断も含まれる」と述べ、自身に対する評価が影響するとの見方を示した。自民が2選挙区で候補者を擁立しなかったことに関しては「地元関係者と協議した上で対応を決定した」と述べるにとどめた。立憲民主党の蓮舫氏への答弁。
自民の派閥裏金事件を受けた政治資金規正法改正の議論では議員本人の責任も問う「連座制」が論点となる。自民案が政治資金収支報告書に議員の「確認書」作成を義務付けるとしたことに関し、蓮舫氏は「なんちゃって連座だ」と批判。首相は「公職選挙法の連座と政治資金規正法における責任厳格化はまったく同じに扱うことはできない」と反論した。
規正法改正について、首相は「政治の信頼を取り戻すために重要だ。この国会において、強い覚悟を持って成立させる」と重ねて強調した。調査研究広報滞在費(旧文書通信交通滞在費)の見直しに関しては、「この国会で結論を出せるように各党と議論を行っていく」との方針を示した。日本維新の会の片山大介氏への答弁。
[時事通信社]
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