積極性取り戻せるか=負ければ終わりの一戦―サッカー五輪予選
いつも落ち着いている主将の藤田でさえ、「自分のサッカー人生の中で一番と言っていいほど緊張する試合になる」と口にする。開催国カタールとの一戦は、負ければ7大会続いた五輪出場が途切れることになる。
実力では日本が優位だが、地元サポーターが多く詰め掛ける完全アウェーの雰囲気が予想される。リードを許したり、0―0のまま終盤まで進んだりすると嫌な空気になりそう。1次リーグでは開催国に有利とも取れる判定もちらほら見られたが、サイドバックの関根は「イライラしても判定は変わらない。文句も言わせないような得点を取れば、しっかり認められる」と心構えを説いた。
敗れた韓国戦の前半は、テンポが上がらない相手に合わせてしまったところがあった。攻守に積極的な姿勢を取り戻し、前半のうちに大勢が決するくらいの展開にしたい。関根は「のまれた時点で終わってしまう。自分たちがどんどん仕掛けたい」。パリへの最初のヤマ場を越えられるか。(ドーハ時事)
[時事通信社]
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