「ウクライナは第2のアフガニスタンにならない」 ゼレンスキー大統領
【ワシントンAFP=時事】ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領は21日、米下院がウクライナ支援のための約610億ドル(約9兆4000億円)の追加予算案を20日に可決したのを受け、自国は「第2のアフガニスタン」にはならないと強調した。≪写真は資料写真≫
ゼレンスキー氏は米NBCテレビのインタビューで、「(米国の)支援はウクライナ(軍)を強化するとともに、ウクライナは第2のアフガニスタンにはならないという強力なシグナルをクレムリン(ロシア大統領府)に送ることになる」と語った。
「米国はウクライナと共にあり、ウクライナ国民、そして世界中の民主主義を守ってくれる」と付け加えた。
1979年に旧ソ連による侵攻が始まったアフガンでは、米国からの武器提供を受けたムジャヒディン(イスラム聖戦士)が抵抗し、10年後に駐留ソ連軍は撤退。
その後、内戦状態に陥る中、強硬派のイスラム主義組織タリバンが国土の大部分を支配下に置いたが、2001年9月11日の米同時多発攻撃を機に米国が侵攻した。紛争は泥沼化し、20年後の2021年に米軍は撤退。政府軍は消耗して壊滅状態に陥り、再びタリバンが政権を握った。
ゼレンスキー氏は、自国軍の一部も「疲弊」していると認めた上で、「兵員の入れ替えが必要だが、新たな部隊には装備が必要だ」と主張。「(追加支援案を)早急に成立させてほしい。そうすれば前線の兵士にも直ちに具体的な支援ができる。さらに半年は待てない」と訴えた。【翻訳編集AFPBBNews】
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