2024-04-18 22:37スポーツ

ヤクルト村上、4番で「初アーチ」=先制2ラン含む3安打―プロ野球

村上宗隆選手
村上宗隆選手

 逆方向への「らしい」打球だった。ヤクルトの4番村上が一回2死一塁で先制の2号2ラン。3ボール1ストライクから外角直球を踏み込んできっちり捉え、左翼席最前部へ運んだ。「逆らわずにうまく打つことができた」と喜んだ。
 中日の柳の出はなをくじくと、この回3得点。適時打を放った中村は「ムネ(村上)のホームランで勢いをつけてもらい、良い流れで打つことができた」。二回以降も攻撃の手を緩めず、終わってみれば今季最多の11得点を挙げた。
 村上は開幕から本来の打撃が影を潜めた。出塁率の高さを生かすために13日に2番に移ると、すぐさま初打点をマーク。同じ打順で臨んだ14日には今季54打席目で初本塁打が飛び出した。
 開幕直後には「今の成績だけで物を言われても厳しい。必死に一試合一試合、勝ちに向けてやるだけ」と語っていた。ようやくかみ合ってきたか、3試合ぶりの一発は4番としての今季初アーチ。四、八回には単打を放って3安打を記録し、「いい打席を送れている」。苦しい戦いが続くチームにとっても、光明となりそうだ。
[時事通信社]

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