2024-04-12 18:38政治

首相ジョークに立民反発=「拍手受けるわけない」

 岸田文雄首相が米議会演説で「日本の国会では、これほどすてきな拍手を受けることはない」などとジョークを連発したことに、立憲民主党の泉健太代表は12日の記者会見で「余計な発言」と反発した。
 首相は演説で裕子夫人を紹介する際、「私が裕子と結婚したという一事をもって、私の決断全てが正しいと信用いただけるのでは」とも発言。これにも泉氏は「だからといって首相の決断全てが正しいと自ら言ってはだめ」とかみついた。
 泉氏は演説そのものについては「よく作られたスピーチ」と評価しつつも、「国内政治で国民を無視し、自民党の腐った状態を変えられないのだから、拍手を受けるわけがない」と批判した。
 立民の安住淳国対委員長も記者団に「自ら率先して政治とカネの問題に決着をつけてくれれば、私は一人でもスタンディングオベーションしたい」と皮肉った。
 一方、共産党の山添拓政策委員長は会見で「日本では冗談も許されないくらい緊張関係を持った論戦に臨みたい」と生真面目に答えた。国民民主党の榛葉賀津也幹事長は「しゃれの一つも言うのは大目に見よう」と受け流した。 
[時事通信社]

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