大谷に両リーグMVPの期待=ナのライバルは強力―米大リーグ
【ニューヨーク時事】本格的にシーズンが始まった米大リーグ。今季の個人タイトル争いでは、ドジャースの大谷に史上2人目となるア、ナ両リーグでの最優秀選手(MVP)選出の期待が懸かりそうだ。
アのエンゼルスに所属した昨季は投手で10勝を挙げ、打者では打率3割4厘、44本塁打、95打点。満票で自身2度目のMVPに輝いた。昨年9月に右肘を手術し、ナのドジャースに移籍した今季はほぼ指名打者としての出場になる見通しだ。
身体的負担が減って打撃成績向上を見込む声もあるが、投手としての活躍はできない。ナでは昨季41本塁打と73盗塁を記録し満票でMVPに輝いたアクーニャ、本塁打と打点の2冠を獲得したオルソン(ともにブレーブス)ら強力なライバルがいる。ドジャースで同僚のベッツ、フリーマンもMVP受賞経験があり、有力候補になりそうだ。
両リーグでMVPになれば、1960年代にレッズとオリオールズで受賞したフランク・ロビンソン以来2人目。異なるリーグで2年連続なら史上初の快挙となる。
ナの本塁打王争いは、昨季54本塁打のオルソンに、昨季アでタイトルを獲得した大谷らが挑む構図か。今季のアは2022年に62本塁打のリーグ新記録を樹立してMVPも受賞したジャッジ(ヤンキース)が、2年ぶりの返り咲きを視界に入れる。
新人王争いでは、破格の12年契約でドジャースに加入した山本の前評判が高い。デビュー戦白星を挙げたカブスの今永が競い合う可能性もあるだろう。過去に日本選手の受賞者がいないサイ・ヤング賞(最優秀投手賞)には、パドレスのダルビッシュらがどこまで迫れるか。アはバーンズ(オリオールズ)、ナはストライダー(ブレーブス)らが有力候補とみられている。
[時事通信社]
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