東北新幹線、連結外れる=走行中、緊急停車―上下線で運転見合わせ・JR東
19日午前8時すぎ、東北新幹線の古川―仙台間で、走行中のはやぶさ・こまち6号(17両編成)の連結が外れ、緊急停車した。脱線はしていないという。この影響で、東北新幹線は東京―新青森間の上下線で運転を見合わせ、午後1時10分ごろに再開した。
JR東日本によると、連結が外れた車両は、古川駅から東京側約6キロの地点(宮城県大崎市)で停車した。はやぶさには約200人、こまちには約120人の乗客がいるが、けが人はいないという。停車していたはやぶさは午前11時半すぎ、こまちは正午すぎに仙台駅に向けて発車した。
同社によると、走行中に非常ブレーキがかかり、運転士がモニターなどで、はやぶさとこまちが分離していることに気付いた。走行中に車両の連結が外れたのは初めてという。
はやぶさ6号(10両)は、秋田駅を午前6時9分に出発したこまち6号(7両)と盛岡駅で連結し、同7時37分に同駅を出発。東京に向けて走行中だった。
事故の影響で、山形新幹線は新庄―福島間、秋田新幹線は秋田―盛岡間で折り返し運転をしている。
JR東京駅の東北新幹線改札近くには、突然の運転見合わせに立ち尽くす人が目立った。東京都日野市の会社員男性(49)は、仙台市の取引先を訪問予定だったが、取りやめた。20日には宮城県気仙沼市で重要な会議があるといい、「仙台に行くには在来線を使うしかないかな」と困惑気味。「車両の連結が外れるなんて聞いたことがない」と怒った様子だった。
混乱は仙台駅でも。就職活動のため東京に向かう途中だった仙台市青葉区の20代女性は「今日中に行ければいいが」と心配そうに語った。同駅前で座り込んでいた東京都八王子市の会社員男性(71)は「自分が乗っていた車両で連結が外れたと思うとぞっとする」と不安そうに話した。
[時事通信社]
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