2024-03-29 22:43スポーツ

東京V、土壇場でドロー=前後半で真逆の姿―Jリーグ

後半、競り合う東京Vの宮原(左)と京都のマルコトゥーリオ=29日、味スタ
後半、競り合う東京Vの宮原(左)と京都のマルコトゥーリオ=29日、味スタ

 土壇場で勝ち点1を拾った。2点差を追い付いた東京Vの城福監督は「よく盛り返したなと思う。手応えを感じた後半ではあったが、前半は真摯(しんし)に反省しないといけない」。ハーフタイムを挟んで真逆となった試合展開を率直に振り返った。
 京都の激しいプレスにひるみ、前半は防戦一方だった。相手の気迫に押されて前半22分から5分間で失点。特に先制点は相手への寄せが甘く、豪快な一発を決められた。指揮官も「受け入れられない。ああいう失点は見たくない」と叱責した。
 攻守にアグレッシブに戦うのが監督の目指すスタイル。後半は推進力のある山見らの投入によって、リスク覚悟でサイドから攻めたことが挽回につながった。染野が35分にPKを決め、試合終了間際にはクロスに飛び込んで引き分けに持ち込んだ。
 開幕から5戦未勝利で、無失点で終えた試合はない。監督も「全員で守って、そこからわれわれの時間を増やしていかないと」と反省を込める。染野は「勝ち点0と1で終わるのは違う。いい方向に捉えて頑張っていく」。ファン待望のJ1復帰後初勝利への糧とすることを誓った。 
[時事通信社]

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