2024-03-29 10:34スポーツ

新天地で総立ち歓迎=大谷、打席内容にも納得―米大リーグ・ドジャース

カージナルス戦の1回、観客からスタンディングオベーションを受けながら打席に立つドジャースの大谷=28日、ロサンゼルス
カージナルス戦の1回、観客からスタンディングオベーションを受けながら打席に立つドジャースの大谷=28日、ロサンゼルス

 総立ちのファンの歓迎を受け、ドジャースの大谷が最初の打席に向かった。5万人超の観衆が入った本拠地ドジャースタジアムでの初戦。一回無死一塁でマイコラス(元巨人)の外角低めの変化球に合わせて右翼線に運ぶと、スタンドは再び興奮に包まれた。
 「敵のときは怖いけど、味方のときは心強く、素晴らしい声援。ありがたかった」と振り返る。スピードに乗って二塁ベースを蹴り、一気に三塁を狙ったが、ベッツが三塁で止まったため、挟まれてアウトに。その後は、ベンチで三塁コーチやベッツと身ぶり手ぶりを交えて走塁の確認をするシーンがあった。
 ソウルでの開幕2連戦から米国に戻った後は、オープン戦3試合で6打数無安打、3三振。時差ぼけが解消されず、「体調の管理を含めて、ちょっと難しいところはあった。3試合は正直、感覚的によくなかった」という。専属通訳を務めていた水原一平氏が違法賭博疑惑で解雇されたことを受けて声明を出すなど、グラウンド外で神経を使うことが多く、その影響もあったかもしれない。
 それでも本拠地開幕までに調整し、2安打と結果を出した。「安打が出ているのもそうだし、振る、振らないの判断を含めて、比較的クオリティーの高い打席だった」と納得の表情。妻の真美子さんや愛犬も見詰めた試合で、上々のデビューを飾った。(ロサンゼルス時事)
[時事通信社]

カージナルス戦の1回、二塁打を放ち三塁へ向かうところでバランスを崩すドジャースの大谷=28日、ロサンゼルス
カージナルス戦の1回、二塁打を放ち三塁へ向かうところでバランスを崩すドジャースの大谷=28日、ロサンゼルス

最新動画

最新ニュース

写真特集