ナワリヌイ氏取材の記者拘束=生前最後の姿撮影―ロシア
ロシア当局は27日、独立系メディア「ソタ」のアントニナ・ファボルスカヤ記者を拘束した。人権団体「OVDインフォ」が同日、明らかにした。同記者は獄死した反体制派指導者アレクセイ・ナワリヌイ氏を担当し、収監先の極北などで取材した。
ファボルスカヤ記者はナワリヌイ氏の死亡発表前日の2月15日、モスクワ東方ウラジーミル州の裁判所で開かれた同氏の公判を報道。公判にはナワリヌイ氏が極北の刑務所からオンラインで出廷し、これが生前の同氏を捉えた最後の映像となった。
同記者は今月17日、ナワリヌイ氏が埋葬されたモスクワの墓地を訪問後、警察に抵抗したとして拘束。27日に釈放された直後、プーチン政権が「過激派組織」と決め付けるナワリヌイ氏の団体に参加した容疑で再び拘束された。有罪の場合、長期の禁錮刑に処される恐れがある。
[時事通信社]
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