元代表ら2人を国際手配=海外逃亡、横領容疑で逮捕状―「トケマッチ」事件
高級腕時計シェアリングサービス「トケマッチ」を巡る事件で、警察当局は28日までに、国際刑事警察機構(ICPO)を通じ、海外に逃亡した運営会社「ネオリバース」元代表の小湊敬済容疑者(42)と、元社員の永田大輔容疑者(38)=いずれも業務上横領容疑で逮捕状=を国際手配した。
捜査関係者によると、手配書は小湊容疑者らの所在や行動の確認を求める「青手配」だという。
警視庁捜査2課によると、小湊、永田両容疑者は1月ごろ、それぞれ高級腕時計ロレックス1本を東京と大阪の古物商に売却し、計235万円を横領した疑いが持たれている。
両容疑者はサービスの終了と法人の解散を発表した1月31日、成田空港からアラブ首長国連邦(UAE)のドバイに出国した。
同庁は3月、業務上横領容疑で、小湊容疑者らの逮捕状を取得し、指名手配。警察庁を通じICPOに国際手配を要請していた。
外務省は両容疑者に4月12日までの旅券返納を命じており、期限までに返納しない場合、旅券は失効する。
トケマッチは高級腕時計を保有するオーナーが時計を預け、利用者にレンタルするサービス。警察庁によると、8日までに33都道府県警が業務上横領と詐欺容疑で計173件の被害届を受理しているという。
[時事通信社]
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