旧統一教会、即時抗告の方針=過料決定「誤り正す」
世界平和統一家庭連合(旧統一教会)が文部科学省の質問に一部回答を拒んだとして、東京地裁が教団の田中富広会長に過料10万円を支払うよう決定したことを受け、教団は27日、ホームページで「即時抗告して、東京高裁で裁判所の判断の誤りを正す」とする見解を発表した。
26日の東京地裁決定は、宗教法人法が定める法令違反行為には民法上の不法行為も含まれるとした上で、教団が解散命令の要件に該当する疑いがあったとし、質問権行使は適法と判断。一部を除き、回答拒否には正当な理由はなかったと結論付けた。
これに対し教団は見解で、最高裁判例などに触れた上で、民法上の不法行為が法令違反に当たるとの考え方は「法律学や法律実務においては、どこにも存在しない」と反論した。
[時事通信社]
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