2024-03-26 12:28

横浜銀からほかにも2.7億円詐取=容疑で不動産会社社長ら3人再逮捕―警視庁

 横浜銀行から融資金を詐取したとして不動産会社社長らが逮捕された事件で、同行からほかにも約2億7000万円をだまし取った疑いが強まり、警視庁捜査2課は26日、詐欺容疑などで、藤本優容疑者(32)ら3人を再逮捕した。同課は認否を明らかにしていない。
 再逮捕容疑は2022年1~4月下旬、同行に虚偽の源泉徴収票や預金残高を示し、土地購入とアパートローン名目で、融資金計約2億7000万円をだまし取った疑い。
 同課によると、藤本容疑者らは、ローン申請者の東京新聞販売店の30代従業員が、外資系大手金融機関の社員であるかのように偽装。給与所得は実際の約3倍、預金残高は約120倍とする書類を偽造し、提出させていた。 
 対面審査の際は、横浜銀行の行員に、偽の口座残高が表示されたネットバンキングの画面を見せていた。同課は従業員も、同容疑で任意捜査。藤本容疑者らはコンサル料などとして、従業員と土地の売り主から計約2300万円を受け取っていたという。
 同容疑者らは3月、三菱UFJ信託銀行の行員を申請者とし、横浜銀行から3億8000万円を詐取したとして逮捕された。
 ホームページでローン申請者を募集しており、同課は同様の手口で、他の複数の銀行を含め、総額32億円以上をだまし取ったとみて調べている。
[時事通信社]

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