前田、新天地で図る進化=古豪復活へ期待担う―米大リーグ・タイガース
【レークランド(米フロリダ州)時事】米大リーグで9年目を迎えたタイガースの前田健太投手(35)が開幕へ順調な仕上がりを示している。4年間在籍したツインズを離れ、2年契約で臨む新天地。「しっかりローテーションを守って数字が残せれば」と、メジャー1年目の16勝を上回る成績を目標に掲げる。
今季は熟練の投球スタイルのさらなる進化を図る。自在に操るスライダーに変化を加え、「今までよりも(曲がりの)大きい球が投げられれば」と打者の幻惑を狙う。新球種の取り組みにも意欲的だ。
オープン戦で組んだ捕手のケリーは「感触や打者によって投げ分けている。異なる変化で効果的だと思う」と話す。ヒンチ監督も「とてもクリエーティブ。何をすべきか分かっている」とベテランの投球術に全幅の信頼を寄せる。
ツインズ時代は2020年にア・リーグのサイ・ヤング賞(最優秀投手賞)投票で2位に入り、翌年は開幕投手の栄誉も。一方で21年9月に右肘を手術し、登板なしだった22年を経て昨年復帰を果たすなど浮き沈みを味わった。今季は体調の不安なく開幕を見据えており、「ストレスなく、体のことを気にせずプレーできる」。
タイガースは14年を最後に9年連続でプレーオフ進出を逃している。チームの主砲として三冠王にも輝き、昨季限りで引退後は編成責任者の補佐を務めるミゲル・カブレラさんは「先発が健康であれば、チャンスはある」。前田らの活躍による古豪復活に期待を込めた。
[時事通信社]
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