2024-03-13 16:05スポーツ

大阪桐蔭、主軸に迫力=只石、箱山は強打の捕手―高校野球「注目選手を探る」・打者編

練習試合に出場した大阪桐蔭のラマル(右)=7日、大阪府大東市
練習試合に出場した大阪桐蔭のラマル(右)=7日、大阪府大東市

 大阪桐蔭の3、4番コンビは非常に強力だ。3番に座るのは左の徳丸。走攻守三拍子そろった外野手で、広角に打球を飛ばす。昨秋は本調子ではなかったが、7日の練習試合で一発を放つなど状態は上向き。「飛ばない」とされる新基準バットにも、「芯に当たったときは旧バットと変わらない」と不安はない。
 両親がスリランカ出身の4番ラマルもプロ注目のスラッガー。芯で捉えた打球の鋭さは、他とは一線を画す。昨秋は打率4割7分5厘、5本塁打と圧倒的な数字を残した。「自分のスイングをして、いつも通りにやりたい」と平常心で大会に臨む。
 迫力でいえば、モイセエフ(豊川)も劣っていない。ロシア出身の両親の下、愛知県で生まれ育った。身体能力に優れ、昨秋は打率5割7分6厘、6本塁打と大暴れだった。初の大舞台で持ち前の打力を発揮できるか。
 只石(広陵)は「4番捕手」として、優勝候補のチームを支える。1年秋から正捕手を務め、昨秋はチーム最多の17打点をマークした。大会直前の練習試合では木製バットを使用。「芯に当てる技術があれば、木製でもいい」と語る。
 箱山(健大高崎)も強打の捕手。昨秋の公式戦では4番として強力打線をけん引。スラッガーでは、高橋(関東一)や武田(常総学院)の名前が挙がる。ともに恵まれた体格からの強烈なスイングが武器だ。
 正林(神村学園)は逆方向に飛ばす技術、石見(愛工大名電)はバットコントロールに長ける。小川亜(作新学院)、芦硲、荻原(星稜)は伝統校で主軸を担う。 
[時事通信社]

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